渋谷マルイで「タチコマ」が接客 攻殻機動隊多脚戦車ロボ

シブヤ経済新聞

【東京・渋谷】 渋谷マルイ(渋谷区神南1)7階「I.Gストア」で12月23日、2分の1サイズで再現したコミュニケーションロボット「タチコマ」の展示されている。タチコマはアニメ「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」に登場する人工知能を搭載した多脚戦車。同作のアニメ化を手掛けたアニメ制作会社プロダクション・アイジー(武蔵野市)が2014年、同作の世界観や描かれるテクノロジーの実現を図る「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」を発足。その一環として、タチコマを題材にしたコミュニケーションロボットの「社会実装」に取り組むプロジェクトを展開している。展示するタチコマは同プロジェクトの中間成果物。サイズは、幅=約150センチ、奥行き=約140センチ、高さ=約110センチ。重量は約65キロ。外装は繊維強化プラスチック(FRP)と炭素繊維強化プラスチック(CFRP=カーボン)を使うことで軽量化を図った。前方1カ所に設置するカメラで周辺の状況を捉える。アニメでタチコマの声を担当している玉川紗己子さんによる劇中のセリフも発することができる。店頭では、来店客が購入した商品をタチコマが客の元に届ける接客サービスの実証実験も行う。来店客は、事前にアプリ上で商品を予約購入。来店後、用意するセンサー付きの台にスマートフォンを置くと、ユーザー情報がタチコマに送られ、タチコマが登録されている来店客の名前を呼ぶ。展示は1月15日までを予定。(2017年01月05日)

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