和菓子の中におみくじ 石川の正月菓子「辻占」製造ピーク

小松経済新聞

 小松の和菓子店「長池彩華堂」(小松市今江町7、TEL 0761-23-0761)が現在、正月菓子「辻占」製造の最盛期を迎えている。

 辻占は、加賀藩の時代から受け継がれてきた石川の縁起菓子。茶道の初釜で使われるほか、正月に家族だんらんで3個ずつ引き、中に入っているおみくじの言葉合わせを楽しみながら、その年の吉凶を占うという風習がある。

 11月中旬に始まった辻占作りは手作業で行われ、薄くスライスした餅でおみくじを包み、花のような形に仕上げている。

 商品は年明けまで、同店のほか県内各地のスーパーなどでも扱う。(2021年12月14日)

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