世界最古の自転車を復元、聖火リレーで活用へ

本庄経済新聞

 本庄レンガ倉庫(本庄市銀座1)で世界最古の自転車とされている「陸船車」が原寸大で復元され、展示されている。

 復元したのは、戸谷正夫さんが代表を務める「本庄まちNET」のからくり門弥プロジェクトリーダー・新井正人さん。江戸時代の図面を元に、2008年から11年の歳月をかけて復元に成功した。

 陸船車は江戸時代に武蔵野国児玉郡北堀村(現、本庄市北堀)の農家、庄田門弥(しょうだもんや)が考案した乗り物。

 新井さんは東京五輪の聖火リレーのランナーに内定しており、「陸船車を活用して、自転車発祥の地・本庄を世界にアピールしたい」と話す。聖火ランナーに内定したとき、家族から「聖火リレーを途絶えさせないように頑張ってほしい」と激励され、新井さんは「責任の大きさを実感すると同時に、重要なことに携われる幸せを感じている」と話す。

 埼玉県では7月7日~9日の3日間、聖火リレーを予定しており、3日目の9日に本庄を通過する。(2020年01月21日)

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